皇 魔 万 象 〜シオン堕落〜



3.堕落



「フン…どんな化け物が出てくるかと思えば、同じ女とはね。でも、なかなかやりそうじゃない、貴女。
…私はベリル、誇り高き獣牙の戦士よ!」

闘技場の中央で、二人の女戦士が向かい合っている。予想に反して、シオンの対戦相手は皇魔族ではなかった。
褐色肌の小柄な少女がエメラルドの色に輝く髪をなびかせ、同じ色の瞳でまっすぐとシオンを睨んでいる。
ネコを思わせる毛に包まれた耳と二股に分かれた尻尾が、彼女が獣牙族である事を示していた。
シオンに比べ体形も顔つきも子供っぽいものだが、その小さな体から発せられる闘気は一介の武将をはるかに凌駕するものである。

「…シオンだ…」

「フフ、決闘相手に名乗るぐらいの礼儀はわきまえてるみたいね。でも悪いけど、私はこんな所で負けられないからね。とっとと倒させてもらうよ、皇魔!!」

ベリルは好戦的な笑みを浮かべると、すぐさま態勢を低くし臨戦態勢となる。

(この女は確か…獣牙族の将軍の一人・烈将ベリルだ…こいつも私同様、皇魔族に捕まっていたのか)

お互い両部族の和平協定締結時に顔をあわせたことがあるのだが、あまりにも衣装が違うためベリルにはシオンの事がわからない様子だ。
皇魔の鎧を纏い黒い角を持っており、さらに体には先ほどまで入れられていた牢屋の瘴気が染み付いているため、
ベリルは目の前の女が皇魔族であると信じて疑ってはいなかった。

(ならば、こんな茶番を演じるよりこの女と協力して…)

(ダメよシオン、貴女は「皇魔族の女剣士」として彼女と戦うの…正体をばらせば、無条件で二人とも公開凌辱よ)

「なっ!?」

突然、頭の中にアスタロットの声が聞こえ、シオンはうろたえる。

「はっ!!」

その一瞬の隙に、ベリルは一気に間合いを詰め爪を振るって襲い掛かった。

「くっ!」

目にも留まらぬ連続攻撃をかろうじて剣で受けようとするが、一撃が腕をかすめ鋭い痛みが走る。

「フン、集中しないと今度はかすり傷じゃすまないわよっ!」

ベリルはいったん間合いを置いて、再びシオンと向かい合う。

(フフ、あのベリルって娘…たいしたものね。ギュウキ達にたっぷりと犯された後だっていうのに、あんなに動けるんだもの…。
あの娘にも貴女を倒せば自由にしてあげるって言ってあるの。シオンも条件は同じなんだから、負けてられないわよ)

(……外道がっ!)

何故アスタロットの声が聞こえるかはさておき、油断して勝てる相手ではない事はさっきの攻撃でシオンは十分に理解した。
すでに戦う気満々の彼女の様子から、話すにしても一度打ち負かさなければどうしようもないと覚悟し、シオンは刀を構える。

「……」

「はっ、どうやら本気を出す気になったようね…だったら!!」

一撃目よりもさなり鋭い踏み込みで、ベリルの攻撃が再開する。

「くっ!!」

連続で襲い掛かる爪を、今度は全て受けきる事が出来たが、ベリルの動きを追うのがやっとでシオンは防戦一方になってしまう。

(素早い…速さ主体の相手に、この重い剣では……しかし、泣き言など言ってはいられない!)

「はぁっ!!」

連続攻撃の合間を縫うようにシオンは太刀を浴びせるが、攻撃に移る一瞬の隙を埋めるには剣が重過ぎる。
その隙をベリルが見逃すはずもなく、シオンは一撃ごとに傷ついていく。

「くっ…!」

「それそれそれ!!」

おのずとシオンは防御に徹する事になり、そのまま戦闘はこう着状態に陥ってしまった。



「はぁ…はぁ……くっ!」

「大分傷だらけね…なかなかやると思ったけど、その程度なら問題ないわね」

戦闘開始から数十分後、状況は明らかにベリル有利に進んでいた。
多少息が上がっているものの無傷のベリルに比べ、シオンは致命傷こそないもののすでに全身傷だらけで体力も大分消耗している。
剣が重いだけならば、征嵐剣と呼ばれた彼女はここまで苦戦する事もなかっただろう…
しかし、もう一つの要因が、彼女に苦戦を強いていたのだ。

(くっ…やはり霊力が使えない……っ!)

シオンはこの戦闘中、全く霊力を使うことができないでいた。
聖龍族は元来霊力を主体に戦う種族であり、それが使えないということは丸腰も同然なのだ。
シオンはライセンの元で体術、剣術共に厳しい修行を積んでいるので、それなくしても戦えるのだが、
やはり霊術と剣術を同時に繰り出す攻撃が聖龍族の将軍である彼女の真骨頂である。
それに比べて獣牙族であるベリルの戦い方は肉体が全てであり、能力もそれに特化している。
純粋な肉弾戦ならば獣牙族の方が他の部族よりはるかに有利なのは自明の理であり、シオンがそれについて行けること自体が十分賞賛に値する事なのだ。

(しかし…勝てなければ意味がない……アスタロットめ、何かしらの細工で私の霊力を封じたのか…)

(フフ、変な言いがかりはよして、シオン。私は別に何もしていないわ…貴女の力を阻害するものなど何もない…。
いえ、むしろその鎧は貴女の力を増幅する力だってあるのよ)

またも頭の中にアスタロットの声が聞こえる。

(フン、何を言い出すかと思えば…。戦いの邪魔だ…黙っていろ、アスタロット!)

すでにそのこと自体には驚きはしなかったが、霊力が使えない以上言っている事を信用する気にはなれない。

(ま、信用してくれなくてもいいんだけど…このままじゃ負けちゃうわよ?)

「たぁああああっ!!」

「っ!?」

とっさに首をひねりベリルの一撃を交わすが、わずかにかすりシオンの頬に赤い線が走った。

「フン、この後に及んでまだ戦闘中に気を散らすなんて…私をコケにするのもいい加減にして欲しいわね」

不機嫌そうな顔で、ベリルはさらなる攻撃を繰り出していく。

「うっ、く…はっ!」

何とかその攻撃をしのぎつつ、このまま守っていても埒が明かぬと最大限の速度で剣を振るう。

「くっ、はぁっ!!」

「甘い甘い!そんなんじゃ、私を捉えるなんて無理よ!!」

しかし、ベリルの動きはますます早くなっていき、あっさりかわされてしまう。
その上攻撃の回転数も上がり、再びシオンは防戦一方になる。

「フフフ、ハハハハッ!!それそれ!防御してるだけじゃ勝てないわよ!!」

ベリルは笑みを浮かべてシオンに猛攻をかけ、緑色の旋風がたちまちシオンを包む。
満身創痍のシオンは全て受け切る事は出来ずに、一つ、また一つと傷を増やしていき、そのたびにベリルは歓喜の声を上げた。
戦闘に喜びを見出すのは獣牙族にとって宿命ともいえる事なのだが、今のシオンにはそれが癇に障った。

(くっ…野蛮な獣牙族め…霊力が使えれば、お前ごとき…!!)

シオンの瞳に憎しみが宿り、黄金色に輝きだす。

「んっ!?なんだ…」

シオンの雰囲気が変わった事を、ベリルは敏感に察した。

(何か企んでるのか…でも、だったらここで一気に決めるべきね…!)

覚悟を決めたベリルは、瞬時に必殺技を放つ態勢に入る。

「はぁああああああっ!!喧拳剛強!!!」

「くっ!!?」

ベリルの必殺技は音速の連続攻撃であり、無数の残像と共に敵を切り刻む。

シオンでさえもその動きは捉える事はできず、かまいたちのごとく肌を裂かれ、鮮血が飛び散った。

「にゃあっ!!どうだ!!」

最後の一撃を決めると、ベリルは後ろに大きく跳び油断なく構えなおし、シオンの状態を確認する。
致命傷につながる一撃こそ受けなかったものの、傷だらけになったシオンは剣を杖にして立っているのがやっとの様子だ。

「はぁ…はぁ……つっ…っ!」

(ぐっ…調子に乗って……癇に障る、この小娘…)

全身の痛みが熱となって、シオンの憎しみを燃え上がらせていく。
不思議な事に体はボロボロにもかかわらず、その憎しみが増せば増すほど体に力が溢れてくるのだ。

(フフ、そうよシオン…貴女には力がある…それをあの小娘に思い知らせてあげなさい)

(…私の…力……?)

確かに体の奥底の方に強い力を感じる。…霊力とは違う、どす黒く破壊的な力を。
その力が憎しみにより増幅し、シオンの心を、魂までも真っ黒に染めていく。自分自身から溢れ出す邪悪な衝動に、シオンは心地良さすら感じてしまっていた。

(さぁ、その力に身を委ねなさい…そうすれば、あの娘に勝てるわよ)

「はぁ…はぁ……力…力が、溢れる…っ!」

シオンの黄金色に染まった瞳が、今までになく強い光を放ちはじめる。

「な、なんだ!?」

「はぁああああああああああああっ!!!!」

一瞬爆発的な瘴気がシオンから放出されたかと思うと、今度は闘技場を覆っていた魔界の瘴気が一斉にシオンに集まっていく。

「はぁ、はぁ…フフ、フフフフフ…はぁああああっ!」

歓喜の声を上げならがその瘴気を吸収すると共に、シオンの容姿が変わり始める。
傷だらけだった健康的な白い肌は瞬く間に癒えると同時に青白く染まり、見開かれた黄金色の瞳の白目の部分が真っ黒に反転した。
角の形状も丸みを帯び、さらにお尻の部分が疼きだしたと思うと、漆黒のぬめりを持ち先の尖った尻尾が生える。
何よりシオンから溢れるのは聖なる霊気の力ではなく、邪悪なる魔族の魔力であった。

「ふぅ…フフフ、そう、コレが…皇魔の力…」

(フフ、どう?気に入ってもらえたかしら…シオン)

「ええ、とっても」

みなぎる邪悪な力に笑みを浮かべるシオンの姿は、名実共に皇魔族そのものである。

「くっ、何て力…こいつ、今までのは遊んでたっていうの!?」

突然膨れ上がったシオンの力に、ベリルはこの戦いで始めてあせりを感じた。

「フフ、今までよくもやってくれたわね…覚悟はいい、子猫ちゃん?」

「…っ!!」

無造作に剣を構えるシオンだが、ベリルは言い知れぬプレッシャーに圧倒されてしまう。

「ちっ…でも、回復したからって、私の方が速いんだから!!」

プレッシャーを振り切り、ベリルは再び高速の攻撃を仕掛ける。

「はぁっ!!」

「遅いって!」

先ほどより動きがよくなりベリルから反撃を受けることはなくなったものの、やはり剣が重過ぎるらしく今の剣速では捉える事ができない。

(フフ、いい事教えてあげる…その剣に魔力を注いで見なさい)

「…わかったわ。…はぁっ!」

シオンは右手に魔力を集中させると、剣は高密度の邪悪な力に反応しその形を変えていく。
魔力を吸収しきった剣は光沢を持つ漆黒の刃となり、ほとんど重さを感じないほど軽くなった。

「フフ、中々の剣ね…これなら…」

「っ!?まずいっ!」

一気に膨れ上がった魔力に危機を感じたベリルは、すぐさま攻撃をかけようとする。

「フン!!」

「えっ?…にゅああああああっ!!」

シオンの剣が雷を放ったかと思った瞬間、黒い衝撃がベリルを捉え吹っ飛ばした。

「…紫電黒刃閃…と言ったところかしら、この技は…フフ」

それはシオンの必殺技、雷を纏った神速の一撃・「紫電一閃」を闇の魔力で強化した新たな技だった。

「くっ…うぅ…そ、そんな…っ!」

優勢だったはずのベリルは一撃で地に伏してしまい、力尽き動く事すらできなくなってしまった。

「フフフ、ベリルちゃんはもう戦えないみたいね…勝者、シオン!貴女よ」

いつの間にか闘技場に現れたアスタロットがシオンの勝利を宣言し、観戦していた下級皇魔から歓声が上がる。

「さて、約束通り貴女は自由よ…望むのなら、聖龍族領の国境付近まで送ってあげてもいいけど…どうする?」

腕を組んだアスタロットは、笑みを浮かべてシオンにそう質問する。

「…そうね…」

シオンは考えているフリをしながらゆっくりとベリルに近づくと、うつ伏せに倒れている彼女の首根っこを掴み持ち上げた。

「くぅ…は、はなせ…っ」

ベリルは振りほどこうとするが、がっちりと掴まれており小柄な獣牙の少女は宙ぶらりんになってしまう。

「…まずは、この娘を犯してあげたいんだけど…いいかしら?…アスタロット姉様」

皇魔族になると同時に、アスタロットへの感情は憎しみとは全く別のものに変化してしまったらしく、シオンは笑みを浮かべてアスタロットを『姉様』と呼んだ。

「ご自由に…貴女の好きなようにしていいわよ、シオン」

「フフフ…じゃ、お言葉に甘えて…さっきまで好き勝手してくれた分、たっぷりと可愛がってあげるわ…」

完全に魔に堕ちてしまった聖龍族の女将軍は、すでにこの魔界から脱出する気など全くなくなっていた。



「や、やめろっ!見るなぁ…変態!」

力任せにズボンと下着を引きちぎられ、ベリルの小ぶりなお尻があらわになってしまう。

「ちっちゃくて可愛いお尻…フフフ、美味しそう……んっ」

愛しむように撫でながら、シオンはハリのあるそのお尻にそっとキスをした。

「あ、やだ、やめてっ!…女の子同士なのに、こ、こんなの…おかしいっ」

「そう?いいじゃない、女同士でも。…あ、そうだった。ベリルちゃんはギュウキみたいにでっかいチ○ポで無茶苦茶にされるのが好みだったわね」

ベリルの体を押さえつけていたアスタロットが、そう言って首筋を舐め上げる。

「くっ…ふ、ふざけないで……そんな事…っ!」

気丈に振舞うベリルだが、つい先刻までギュウキたちに犯されていた記憶がよみがえり、身を震わせてしまう。

「そうなの…でも大丈夫よ。…皇魔族には、こんな事もできるんだから…フフフ」

シオンはレオタードのクロッチ部分をずらすと、自らの手で秘裂を弄りだした。

「あんっ…んんっ、そう…こうやるのね……あはっ、すごい…気持ちいい……ふぁ、ああぁっ!!」

尿道口のすぐ上にある勃起した突起を指で摘み扱いていくと、突起は段々と大きくなり、その形を変えていく。

「ふぅ…ふぅ……ん、フフ、コレで大丈夫でしょう…ベリル」

「あ、あぁ…何……なんで…女の子なのに…」

ベリルの目の前には、シオンのクリトリスが変化したそそり立つ立派なペニスがあった。
以前アスタロットとミヤビがやっていたのを思い出し、シオンは見よう見まねでやろうとしたのがあっさりとうまくいったらしい。

「フフフ、大きなオチンチン…これならベリルちゃんも満足できそうね」

「そ、そんな…イヤッ、来ないでっ!」

「怯えなくてもいいわよ、すぐ気持ちよくて何もわからなくなっちゃうから…私もそうだったもの」

そう言ってシオンは優しく微笑むとベリルのM字に広げ、秘裂に顔を近づける。

「ひゃっ!?、ちょ、いやっ、離れてよっ!」

「クス、獣牙の女将軍のアソコは可愛いわね…毛も薄いし、フニフニで形も整ってる…それにHな匂いも……ちゅっ」

シオンはベリルの割れ目にキスをすると、舌を突き出し舐め始めた。

「あぅっ!?だ、だめっ、そんな所…きたないってっ!ちょっとっ…はぅっ!」

「あむっ…れろっ……ギュウキに犯られたって言うのに全然綺麗ね…ちゅるっ……あれ?」

花弁を押し開き膣口に舌を突き入れた瞬間、シオンはある違和感を感じ顔を上げる。

「…アスタロット姉様、この娘のコレって……まだ処女、なの?」

「そうよ、ギュウキたちには処女だけは奪わないように厳重に言いつけておいたの。そのかわり…アナルはたっぷりと犯されちゃったみたいだけどね」

「くっ…だ、黙れ!!」

ベリルは涙目で強がりを言うが、皇魔二人は全く気にしていない。

「そうなの…貴女も…」

「フフ、この娘も貴女と同じよ…シオン。欲しかったら貴女が処女を奪っちゃってもいいけど、どうする?」

「…いいわ、私もこっちを可愛がってあげる…その方がいいでしょう?」

唾液まみれになった割れ目の下…ヒクついているベリルの窄まりにシオンは舌を這わせる。

「ひゃうっ!うぅ…だめぇっ!お尻は…あぅぅ…おかしいよ……っ!!」

「んっ、ちゅっ…精液の味がする…ギュウキに沢山注がれちゃったのね…フフ」

アヌスにこびりついていた精液の残骸を、シオンは綺麗に舐め取っていく。
丹念にお尻の穴を舐められ、ベリルはギュウキたちとは違うその繊細な愛撫に苦痛や不快以外のものを感じ始めてしまう。

「あうぅ、だめっ…舌、入れちゃ…お、おぉっ!?ふあぁんっ」

「フフ、シオンに感謝しなさい…ベリルちゃん。これで貴女も『資格』を得ることができたんだから…じゃあ、私も可愛がってあげないとね」

「こ、皇魔が…何を言ってっ!…んっ!?んんっ!!」

抗議の声を上げようとしたベリルの口を、アスタロットの唇がすぐさまふさいでしまう。

「うむっ、んぁっ……っ、ちゅるっ…ふむっ」

「っ!?…うぁっ!…あむむっ……むぅっ!」

(な、し、舌が…長い!?だめっ、口ん中ぐちゃぐちゃにされちゃう…うわっ、のどまでっ!?)

長く伸びたアスタロットの舌はベリルの口内を蹂躙し、時折のどの奥までその舌先を突き入れ犯す。
ベリルの舌や歯、牙など口の中のあらゆるところをアスタロットは丹念に舐めていった。

「あぅっ…じゅんんっ!んんっ!うむぅぅ〜〜〜っ!!」

「じゅぷっ…ちゅくっ、ちゅるっ……あむ…っ」

舌を伝って入ってくる皇魔特有の甘くたっぷりと瘴気を含んだ唾液を、ベリルは否応無しに飲み込んでしまう。

(何これ…甘い…気持ちよくなっちゃう……あぁ、もっと欲しくなっちゃう…っ。それに、お尻も…そんなに舌でついちゃ…だめぇ!!)

上下からの執拗な責めと、絶え間なく送り込まれる瘴気により、急速にベリルの理性が浸蝕されていく。
次第に瞳は虚ろになり、シオンやアスタロットと同じ黄金色の光を帯び始め、弄られて感じてしまっている乳首はピンと硬く勃起してしまう。

「ちゅっ……うんっ…んはっ、フフ、ベリルったら腰がくねり始めちゃったわ…いやらしい娘…」

シオンの言う通り、ベリルは快楽に誘われるように無意識に腰を振り始めていた。
しかし、アスタロットのキスに翻弄されているベリルにシオンの声は届かず、催促するようにお尻をシオンに擦り付けるようにしぐさすらしてしまう。

「んふっ…んんっ…あむっ、むぅん…んくっ」

「じゅくっ…むっ…んんんっ…あんっ…」

いまやベリルは積極的に自分の舌を絡ませ、アスタロットから送られてくる唾液を必死で舐め取っていた。

「…さすが野蛮な獣牙の娘ね…敵に対してこんなに発情してしまって、見境がないわね」

「んはっ…にゃぁ、んっ…そ、そんな事……ないっ…発情なんか…っ!」

「フフフ、そんな発情してふやけた顔で言ったって説得力ないわよ。それに…アソコをこんなにぐっしょり濡らして…クリトリスもビンビンじゃない♪」

アスタロットはベリルの顔の涙をぺろっと舐め、爪で勃起したクリトリスの皮の剥くと同時にピンと弾いた。

「にゃうっ!、だめっ!!…ソコ、触っちゃ…感じすぎちゃうっ!!にぁああああああっ!!」

電撃のような甘い痺れに、ベリルは軽くイってしまうと同時にアソコから白濁色の愛液を放出してしまう。

「アハ♪、ベリルちゃんったら潮吹いてイっちゃうなんて…Hな娘。貴女のいやらしい姿に観客の皆さんも大分お喜びよ」

「ふぇ…?か、観客…?」

あまりの展開にベリルはすっかり忘れていたが、ここは闘技場である。
唖然として周りを見渡せば、観客席にいる無数の下級皇魔族たちが興奮した様子で熱く低いうなり声を上げている。

「う、うわぁ!み、見るなぁ…、見るなぁっ!!」

いくつものいやらしい視線が体に刺さり、ベリルは燃えあがるような羞恥に悲鳴を上げた。

「んふっ…フフフ、もうお尻の穴も十分にほぐれたみたいだし、そろそろ…ね。せっかくだから皆によく見てもらいましょう」

「や、やめろっ!そんな…恥しいっ…いやぁっ!!」

泣き喚くベリルをよそに、シオンは彼女の腰を掴んで自分のペニスの上に持って行き、足をM字に開かせる。
ベリルは何とかもがいて足を閉じようとするが、二人がかりでがっちりと押さえ込まれては成すがままになってしまう。
その瞬間、あらわになったベリルの股間に観客席では更なる歓声が上がった。

「うぅ、見るなぁ…っ!!お前ら…お前らみたいな雑魚なんかに…うわぁあああああっ!!」

「かわいそう…でも大丈夫、すぐに視線なんか気にならなくなるわ…ホラ」

クリトリスが変化したシオンのペニスの先端がベリルの肛門にピタリとあたり、獣牙の少女はその感触にゾクリと悪寒が走った。

「にゃっ!?だ、だめだ…そんな、お尻なんて…ちがうっ!」

「ギュウキのモノも入ったんでしょう?だったら、大丈夫…いくわよ、ベリル。フフフ、私も初めてのペニスの快楽なの…どんなものか楽しみよ」

「いっ、や、やめっ!ひゃううっ!!」

ベリルの静止も利かずに、シオンは一気に雄雄しいペニスを菊座に突き入れた。

「ひあぁああああっ!!」

「んふっ、す、すごい…あん、コレが…ベリルのお腹の中…あはっ」

すっかりほぐれていたベリルのアヌスは、たいした抵抗を見せずにあっという間にシオンのペニスを飲み込んでしまう。
しかし、次の瞬間直腸の熱い腸壁が異物であるペニスをぎゅっと締め付け、その刺激にシオンは甘い吐息を漏らした。

「ひぐっ、にゃぁっ、ぬ、抜いてぇ…っ、んあぁっ!!」

「はぁんっ、熱い…ベリルのお腹の中…温かくって、気持ちイイ…。私のペニス、熔けちゃいそうよ…ふんっ…ふぁっ!」

ベリルの腰に当てた手をゆっくりと動かし、シオンはペニスの出し入れを始める。
灼熱の肉棒に肛門を蹂躙され、ベリルは苦痛と圧迫感…そして、強い快感を感じていた。

「にゃうぅっ、ど、どうしてっ!?…ひぅ、ギュウキのと違うっ!だめっ、止まって…おかしくなっちゃうっ!」

「はぁっ、はぁっ……んっ、無理よ…止めるなんて。だって、ベリルのナカ気持ちよくって……止められるわけないじゃない」

「にゃっ、あ、あ、あっ…だめぇっ、にゃあああっ!!」

ベリルの小さな体がゆっさゆっさと上下し、その度に開きっぱなしの口から涎とあえぎ声が漏れる。

「シオンもベリルちゃんも気持ち良さそう…。うーん、私も楽しませてもらいたいし…そうね…んんっ」

上気した面持ちで、アスタロットは自らの股間に手を当て魔力を集中させる。すると、たちまちシオン同様に脈打つペニスが生えアスタロットの手に収まった。

「フフ、私はそのお口で楽しませてもらう事にするわ…さ、舐めて、ベリルちゃん」

「うぐっ!?…うむっ、んはっ…や、やめてっ…むうううっ!!」

呆然とシオンに突かれていたベリルの頭を掴むと、アスタロットは無理やりその口にペニスをねじ込む。

「あんっ、ベリルちゃんは獣牙族だったわね。犬歯が当たってチクチクしちゃう…でも、コレはコレで…フフフ、おしゃぶりの練習は後でいいから、今は楽しみましょう♪」

「はむぅっ!うぅ…ほんはっ…うぐっ…じゅむぅうううっ!!」

アスタロットはベリルの状態を気遣うことなく、ガンガンと腰を振り口内にペニスを突き入れ快楽を貪る。
それに苦しみを感じながらも、体内に充満していく瘴気によりいやらしい感覚が増幅され、ベリルは上下から犯される事に暗く熱い喜びを見出し始めていた。

(あぁ、わからない、わからないよぉ…こんな屈辱的な事、私、獣牙族の将軍なのに……こんなの初めて…気持ちいい…っ!)

ベリルの様子に皇魔の美女二人は満足そうな笑みを浮かべ、その黄金色の瞳を輝かせながら黒い瘴気のオーラをベリルに送り込む。
その瘴気は瞬く間にベリルの体に吸収されていき、彼女に闇の快楽を刻み、心を魔に変えるためにドロドロに溶かそうとする。

「あうっ!、うぅ…うむぅっ!!……ふぅー、ふぅー…みゅうっ!!」

黄金色に輝く瞳からは涙が溢れ、ペニスを突き入れられている口からは涎が止めどなく零れ、喉を伝って鎖骨を、胸を汚す。

(すごいっ!体…熔けて、どうにかなっちゃうっ!…お尻、ズポズポされると、ウンチしてるみたいで…ずっと、気持ちいいよぉ…っ!!)

「フフ、気持ち良さそうに腰を振って…ベリル、アスタロット姉様のペニスを舐めてみなさい…もっとよくなるわよ」

「んふぅ、な、舐める…コレを…?」

自分の唾液でベトベトになった凶悪な亀頭を、ベリルはポーっとした顔で見つめる。焦点の合わない瞳で、何かに誘われているようにアスタロットのペニスを手に取ると、優しく口に含み舐めはじめた。

「ん…れろっ、ちゅっ…コレ…熱い…ちゅむっ、あぁ、…ぺろっ」

「んふっ、いい娘ね…ベリルちゃん。ん、獣牙の娘のフェラも中々いいわ…舌がザラザラして…はぁっ、病み付きになっちゃうかも♪」

右手で自分の胸を揉みながらもう片方の手でベリルの耳を弄りつつ、アスタロットは歓喜のため息をついた。
快楽の渦に飲み込まれてしまったベリルは、アスタロットのペニスを飴玉を舐めるように丹念に舐め回し、口に含み、吸っている。

「ね、いいでしょ?アスタロット姉様のペニス…美味しい?」

「にゃうっ…わかんないっ、わかんないけど、美味しい…っ!!……あむっ…、お尻もっ、ギュウキと違うのぉ!もっと、ズポズポ…してぇっ!!」

ベリルの周りに渦巻く闇が呼吸をするように伸縮を始め、それと同じリズムで3人の瞳が黄金色に輝く。

「あぁ、お尻っ…止まんないっ!私っ、ワタシ…っ!!にゃぅうううっ!!」

「はぁん、そう、その調子…闇の力に身を委ねて…貴女も、私と一緒…んんっ、ベリル…うむっ!」

ベリルの頬に手を当てると、シオンは唇を奪い情熱的なキスをする。まるで恋人同士のような、甘くネットリとしたキスを…

「ちゅっ、あむっ、んっ…シオンっ…シオンっ、私…イっちゃうよぉっ!!」

「はぁっ、私もよ…もう、出ちゃいそう…お尻にたっぷり、注いであげる…はぁんっ!」

ラストスパートに入り、二人の腰のストロークも早く、激しくなっていく。

「もう、私も一緒にイきたいのに、二人の世界に入っちゃって…んんっ」

「あんっ、ごめんね姉様…。ホラ、ベリル、一緒にアスタロット姉様のペニスをしごいてイかせてあげましょう」

「ふぁっ、アスタロットの…オチンチン、しごいくの……ピクピクしてる…にゃあっ!」

二人の手がアスタロットのペニスを掴み、絶妙のコンビネーションでリズミカルにしごいていく。

「あぁ、いいわ…二人とも…私もイきそうよっ!…フフ、二人にたっぷりかけてあげる…あぁんっ!」

「はぁ、あぁ、私も…出る、でるっ!!ふあぁああっ!!」

「にゃあっ、だめ、だめっ!!にゃああああああっ!!!」

二人の手の中でアスタロットのペニスが一瞬膨張したかと思うと、大量の精子が放出されベリルとシオンの体中に降りかかる。それと同時にシオンも絶頂し、ベリルの直腸に邪悪な液体が放出された。

「にゃああああっ…あぁ、にゃうぅ…っ!!」

体中、中も外も精液で埋め尽くされたベリルは恍惚の表情でその熱さに身を震わせ、シオンに体を抱かれたままあまりの快楽に絶頂すると共に気を失ってしまう。

「フフフ、可愛い…ベリル。気持ちよすぎて、まだ射精がとまらないの…っ…んんっ、はぁあ…っ♪」

肛門でつながったままのベリルにそう囁くと、シオンは精液で汚れたその頬に優しくキスをする。
渦巻いていた瘴気は全てベリルに吸収されて、彼女の白い毛に覆われていた耳と尻尾は黒く、艶のあるものに変わっていった。
まだ結構な大きさと高度を保ったままのシオンのペニスが抜けると、ぽっかりと開いたアヌスは逆流してきた精液が溢れ出しながらゆっくりと元の大きさへと閉じていく。

「はぁぁ…すごいわ、ベリルのお尻から私の精液がこんなに溢れて……っ」

(あぁ、私も…欲しい。私もベリルみたいに…お尻を……)

ベリルの体を支えたままの格好で、シオンは物足りなさと共にお尻の穴に軽い疼きを感じ熱い吐息を漏らす。
その様子を見ていたアスタロットはクスリと微笑むと、惚けてるシオンの後ろに回りこんでそっと尻を掴んだ。

「ひゃうっ!?ね、姉様っ?」

「シオンったら…オチンチンでイったばかりなのに、モノ欲しそうな顔をして…お尻の穴をヒクつかせちゃって…フフフ」

菊座のしわを人差し指でなぞられゾクゾクとした疼きを感じ、シオンは上ずった声を上げもどかしげに腰をくねらせる。

「あぅっ、姉様っ…ソコは…あぁっ!!」

「ずっとお預けしてたものね…こんなに一生懸命私の指をくわえ込んで…もう欲しくて我慢できないって感じよ」

アスタロットの指はすでに腸液で濡れていたシオンのアヌスにあっさり沈んでいき、ゆっくりと浅く出し入れをはじめた。

「ふぁんっ…あぁっ…アスタロット姉様っ、スゴイ…お尻、いいっ!いいのぉっ!!」

「フフ…でも、いやらしいシオンは指だけじゃ物足りないんでしょう?」

体を密着させ、アスタロットは耳元でそっと囁く。お尻に勃起したままのアスタロットのフタナリペニスがあたり、その感触に更なる欲望を刺激されシオンは胸を高鳴らせた。

「あぁ、そうですぅっ!私…もっと激しいのがいいです…姉様っ、姉様のペニスで、シオンのお尻の穴を貫いてっ!!」

「あらあら、すっかり素直になっちゃって…でもいいの?貴女は聖龍族の将軍で、大魔道ライセンの弟子…征嵐剣シオンでしょう。
なのに、はしたなく腰を振って…敵である皇魔族にお尻の穴に入れて欲しいなんて♪」

「っ、あぁ…そんな、私……私は…うぅっ!」

(あぁ、そうだ…私は…征嵐剣シオン…聖龍族を、いえ、神羅の世界を皇魔の手から守るのが使命…)

アスタロットの言葉に、瘴気に侵食され色ボケたシオンの思考が一瞬『征嵐剣シオン』のものになる。

(でも…もう駄目なの…瘴気に身を委ね、魔族の力と悦びを知ってしまった私には、そんな使命など何の価値もなくなってしまったの…。それに…)

自分の心と体は、もうこの女悪魔…魔将軍アスタロットからは逃れられない…そう、シオンは確信してしまっていた。

「わ、私は…シオンは、もう聖龍族の将軍なんかじゃないの…聖龍族なんてどうでもいいの!
私は、魔族になったの…皇魔族として、欲望のままに生きるのぉ…っ!!」

お尻を突き出し自らの指でアヌスを広げると言う淫靡な姿勢で、邪悪な魔族になると宣言しながらシオンは暗い恍惚感を感じていた。

「フフフ、では…貴女はこれから皇魔族の一員よ。例え相手が聖龍族のかつての仲間や、聖龍王サイガ…
そして大魔道ライセンだろうと、私達皇魔族に刃向う者はすべて切り捨てるのよ…いいわね?」

「はい、例えお師匠様だろうと…皇魔に刃向う者はすべて、私の敵ですっ!!」

「よく言えたわシオン…じゃあ、ご褒美をア・ゲ・ル♪」

そう言うや否や、アスタロットはそそり立つペニスを一気にシオンのアヌスに突き入れた。

「はうっ!ほぁっ、あ、あぁ、はあぁっ!…コレぇっ、コレが欲しかったのぉっ!はぁんっ、あぁ…いいっ…姉様ぁっ!!」

シオンのアヌスはあっさりとアスタロットのペニスを直腸の奥まで飲み込むと、自ら腰を振りピストンをはじめる。その動きはゆっくりとしたものだったが、焦らされ続けたお尻の穴からもたらされる凄まじい快楽に、シオンは断続的に軽い絶頂に達し悦びの声を上げた。

「アンッ、シオンのお尻…こんなに一生懸命私のオチンチンをくわえ込んで…んんっ、ナカも、熱い…あぁんっ、溶けちゃいそう♪」

「わ、私もっ、姉様のペニスでぇ…下半身が溶けちゃいそうなほど…気持ちいいっ!ふぁんっ…んっ、またっ…あふっ!!」

肛門を犯すアスタロットのペニスの動きは徐々に激しくなり、強さを増す快感はすでに後戻りできなくなったシオンの心に更なる魔悦を刻んでいく。

「んっ、シオン…っ」

「あぁ、アスタロット姉様…っ」

二人は黄金色の瞳を閉じ、口付けを交わす。
青白い肌に黒い角…神羅の世界に属さぬ邪悪な悪魔にも関わらず、二人の姿は神秘的にまで美しく、そして見る者すべてを魅了するほど淫靡だった。

「んふっ…んんっ、んはぁあ……っ!」

長い、ねっとりとしたキスの間もシオンはゆっくりとだが小刻みに腰を振り、肛虐の快楽をむさぼろうとする。
アスタロットは片方の手でシオンの豊満な胸をこね回しながら、もう片方の手を股間にそそり立ちぴくぴくと震えてるペニスに沿えそっと口付けを終えた。

「クスクス、こっちも欲しいんでしょ?触れてもいないのにこんなに我慢汁溢れさせちゃって、フフフ…こっちも、Hなお汁で溢れちゃってるワ」

手ではペニスをしごきながら、アスタロットは黒く先の尖った自分の尻尾を自在に操りシオンの秘唇を弄る。

「ふぁっ、あぁ…んんっ…ダメ、姉様っ…全部気持ちよすぎて、私…どうにかなっちゃいそうっ!…ひゃうぅっ!!」

「フフ、まだまだ…もっと楽しめるわよ。だって、ホラ♪」

「あっ、あぁ…そうですね、姉様。…フフフ、ほったらかしにして悪かったわね、ベリル…」

アスタロットの意図をすぐに察知し、シオンは気絶した後ずっと放置されていたベリルのお尻を掴むと、精液のこびりついているアヌスにペニスをあてがう。

「んんっ…」

「ん、さぁ…一緒に楽しみましょう♪」

半覚醒状態で未だ朦朧としているベリルをよそに、シオンは笑みを浮かべ一気にペニスを突き入れてた。

「ひうっ!?にゃぁっ!!ふにゃぁ…な、何で、またっ…はうぅっ!?」

「んふっ、あぁん…やっぱり、ベリルのお尻…いいっ…気持ちいいわ……はぁっ!」

自らもアヌスを犯されながら、抵抗できない褐色の獣少女の肛門を再び蹂躙すると言う倒錯的な状況に、シオンは直接の快感以上に精神的に異常なまでに興奮を覚えた。

「アハっ、私の精液でグチャグチャになってて…あんっ、ぬるぬるで熱くって、とってもいいわ…ベリルッ!」

「にゃうぅっ!だ、だめっ!!…何で、さっきよりっ…んふぅっ!…にゃあ、ベリルのお尻、おかしくなっちゃうよぉっ!!」

未だ混乱している上に先ほど以上の快楽がベリルを襲い、シオンに突かれるままに黄金に染まった瞳を見開き涎をたらしながらあられもない声を上げてしまう。

「ね、気持ちいいでしょ、シオン…。コレが皇魔の快楽…聖龍族でいては決して手に入らないものよ。フフフ、皇魔族になれてよかった?」

「あぁ、はい、最高です姉様ぁっ!…シオンは、皇魔族になれて…はぁ、んっ…最高に幸せですぅっ!!
…んんっ、フフフ、ベリル…貴女もこの快楽に堕ちるの…そして皇魔になって、ずっと一緒に楽しみましょうっ……んはぁっ!!」

「え!?にゃぁっ、わ、私が、皇魔…にっ!?にゃっ、あっ、んあぁっ!!」

疲労と快楽で霞がかった意識の中、耳元で囁かれるシオンの甘い誘惑がベリルの心にも邪悪な楔を打ちつけていく。

「にゃあっ!私、わかんない…わかんないよぉっ!ひゃうっ、あぁっ…わ、私…ワタシっ!もう、らめぇっ!!」

許容量を超えた快楽と瘴気により、ベリルの心は飽和状態で理性など完全に消え去ろうとしていた。

「フフ、いいわ…今は快楽だけを存分に楽しみなさい。はぁっ、大丈夫…貴女もすぐにわかるわ…皇魔の素晴らしさが……ふぁ、んんっ!」

三人繋がったまま激しく淫肉同士を擦り合い、汗や涙…そして股間から溢れるいやらしい液体が溢れ互いに混ざり合う。
その臭い、感触、熱さ等すべてが快楽のエッセンスとなり三人の性感を高めていき、魔悦の交わりはさらに激しさを増していく。

「あぁ、すごいっ!あぁっ、両方…激しくって、気持ちいいっ…はぁっ、くるっ!きちゃうっ!!また、私…きちゃうぅっ!!!」

「あんっ、シオン…そんなに一生懸命締め付けてっ、フフ、私も…んっ、いいわ…っ、シオンに…たっぷり注いであげるっ!」

「あうっ!らめっ、もう、わかんないっ!!にゃあっ、あ、あっ!!にゃあぁあああっ!!」

闘技場と言う場所である事も忘れ、異様な熱気の中三者三様のあえぎ声で絶頂が近い事を知らせる。それぞれ小刻みに震えだし、今までに無いほどの強いアクメの予感に心が溶けそうなほど喜びがこみ上げて来る。

「にゃうっ、ううぅ〜〜〜〜〜〜っ!!」

「あぁ、ベリルッ!!出ちゃう、精液、出ちゃうっ!!!ふぁああああっ!!」

「くっ、うぅんっ!!はぁ、あぁあああっ!!」

まずはベリルが、そしてその直後にシオンもアナルとペニス両方で絶頂し、最後にアスタロットもシオンのアヌスに大量の精液を放出した。

「はぁああっ、精液…すごいぃ…ステキっ♪…私……っ」

(ごめんなさい…お師匠様…私は…)

ペニスとアナルの両方から魂を溶かしつくすほどの快楽が絶え間なく溢れ、シオンは至上の愉悦に満面の笑みを浮かべる。
未だベリルのアヌスに精液を注いでる最中にもかかわらずペニスが軽い疼き、シオンはまだまだ続くこの邪悪な宴に期待で胸を高鳴らせた。


…終わり

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